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迷ったが、いま書いておかなくてはならぬだろう。
先日、イスラム国に、湯川さんと後藤さん二人の日本人の命が奪われた。 後藤さんは湯川さんの救出目的で、イスラム国の事実上の首都、シリア中部のラッカの街に入り拉致され、後日無残に殺害された。 後藤さんはラッカに入る前に、この先どんなことが起きても自己責任である、というビデオ・レターを残した。 もっとさかのぼると、後藤さんが日本を出国する前、後藤さん本人に、日本政府は渡航中止を3度も要請している。 それでも後藤さんは、親愛なる湯川さん救出目的、ジャーナリスト魂(?)などの、自己の中の真理への意志で現地へ飛んだ。 結果拉致され、世界中を騒がし、日本国を窮地に陥れ、莫大な税金が費やされた。 その間、メディアは、後藤さんを賛美し悲劇のヒーローのような報道を続け、視聴率合戦を続けた。 もちろん人命は尊い。 が、彼を英雄視するのは止めてくれぬか、後藤氏の行動は蛮勇でしかないではないか。 死地へ飛び込んだ者は、自分の最悪の事態は覚悟の上だろう。 必然的な自己意識だったとは理解できるが、自分の他者における自分自身の意識だったのか、そうする自身に酔ったのかは判らぬ。 その果てに、想像の描く理想は実現されることはなく、冷たい現実に打ち砕かれた。 されど・・・ なにも後藤氏の命だけが重いのではなく、人の命は毎日のように、犯罪や交通事故で有無を云わせず奪われている。 その死にもみな、家族がおり友がおり、言い尽くせぬ悲しみと涙と苦しみがある。 今回の人質救出活動、日本国は最大限の尽力を尽くしたと思う。 それは、国家としての威信だったからだ。 たとえば、ストーカー被害での死の恐怖の淵で、警察に泣きつく女性を、人質救出作戦のように国をあげ助けようとはせぬ。 たとえば、オレオレ詐欺被害で自殺に追い込まれる人間がたくさんいるのに、加害者を死刑に追い込む法整備を国はせぬ。 そこにある命は、湯川氏や後藤氏の命と同じであるのに。 命の扱いかたが違うのは、日本国の覚悟を世界中が注視していたからである。 今回の拉致騒動、メディアに対しまったく納得できない思いだけが、私の心の中に刻まれた。 そして、日本のメディアと、そこで正義ぶった能書きをたれ小金を稼ぐ評論家連中にもウンザリした。 それは、東日本大震災のときに、テレビでまったく見当はずれのことを毎日吐き続けた連中とかぶって見えた。 テメエら、安全な所にいてトンチンカンなことを云わずに、黙っとれ! 私にオマエもな、と言いたければ、云うがいい。 今後も世界のどこかでテロは続くだろう。 テロとは、あくまでも、善意も無意も希望も絶望も無化されてしまい、現実の底に触れた者の、黒い倫理として存在するのであろう。 今回の出来事は、世界が矛盾だらけにある中での解決は与えられないという残酷な終息であり、あるいはもっと最悪の始まりかも知れぬ。
by hiriver
| 2015-02-06 20:50
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