福岡発:食べて、遊んで、旅をして (元:ペナンDeジャラン) 


早期リタイア、毎日が日曜日
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ランカウイ  2011年1月 (その4) 最終話

今回は、お土産の話。

といっても、たいした物を買ったわけではない。
お菓子、石鹸、陶器、アルコール。

ただ、アルコールで無茶をやっただけである。

まずは、ベルギーやスエーデンのチョコ類、オーストラリアのヌガーなど・・・
ランカウイ  2011年1月 (その4) 最終話_f0155477_1614421.jpg


〝なまこ石鹸〟
ランカウイ  2011年1月 (その4) 最終話_f0155477_1623614.jpg



飾りにと「変~な陶器ば買ったばってん、飾りになるとかいなネ~」
ランカウイ  2011年1月 (その4) 最終話_f0155477_13441196.jpg


話が変わるが、ヨメはチョコ・ポッキーが好きで、小腹がすくとよく食べている。
以前にも書いたと思うが、「ポッキー」という言葉はマレーシア語では、下半身の一物の意味らい。

それでマレーシアでは、グリコのポッキーは〝ロッキー〟の名で売られている。
ランカウイ  2011年1月 (その4) 最終話_f0155477_16102185.jpg



免税の島ランカウイは、アルコールが極端に安いことはすでに書いた。
ペナンの三分の一以下である。

それで、ウィスキー好きの私が血迷った。

世界中どこも、ウィスキー類の持ち込みや持ち出しは、一人1ℓ以内、ビールならば一人6本以内、とほば決まっている。

ところが私は、ウィスキーとジンを合わせ8本8ℓと、ビールを数缶持ち出そうとしたのである。

過去のランカウイの旅はいつもフェリーだったので、荷物のX線検査もなく、じつにおおまんで簡単なチェックだけだった。

だがそれに比べると、飛行機の荷物検査はかなり厳しいということは知っていた・・・だから、横着をしたわけではないのだが・・・


そしていよいよ帰りの便の、空港でのスーツケースのX線検査と、手荷物検査の時がきた。

ヨメと私のスーツケースの中には、それぞれ4本ずつの酒瓶(計8本)と、ビールが数本ずつ入っている。
持ち出しオーバーもいいとこである。

まあ、注意されたら税金分を払えばいいや、と私は簡単に考えていたのだが・・・

ところがX線検査の前に来て、ビックリ仰天!の注意書きがあった。
それには、こう書かれていたのである〝酒の持ち出し違反者には酒量にかかわらず、RM10,000(30万円)の罰金!!〟と。

うふぇ~~~!!!
ところがその注意書きが見えたのは、X線検査の自分達の番が来てからだった。

こうなればしかたなしと腹をくくり、エ~~イッ!ままよと、肝太のヨメが大きなスーツケースを2個かかえ上げ、X線のコンベアーの上に、ドスン!!と置いたのである。(2つとも重量制限ギリギリの重さ)

私は腰痛の持病があるため、我が家では重い荷物はヨメがいつも動かす。
それを見ていた検査官が・・・
「オ~~!! ストロング・ウーマン!」と叫んだのである。

ヨメはこのタイミングを待ってたとばかりに・・・
「そうよ! 私は力が余っているの!」
更に・・・
「ランカウイは何度来ても素敵ネ~!!」
そして・・・
「私達ペナンに住んでいるので、また来るわネッ!」と言った。

そしたら検査官が応じて・・・
「オ~! ありがとう! また来てくれよナ~~ッ」と言った。

と、その時、検査官がX線の画面をにらんで、少し眼をむいたのだ!!(ヤ、ヤバ~ッ!)

検査官その表情を見たヨメが、今度はすかさず私に向かって・・・
「ランカウイ、本当に素敵だったわよネ~~ッ!」と検査官に聞こえるように言った。

検査官、う~~ん!と唸っているようだったが・・・
「OK!シー・ユー・アゲイン!!」と、笑顔で云った。

たぶんこの検査官、たった今、自分と心地よい会話をしていたヨメに〝ダメ出し〟は出来なかったのであろう。

私とヨメは・・・
「サンキュー!!シー・ユー!」と同時に応えていた。
検査官のウインクに、こちらもウインクで返した。(黙認してくれたのである)


もちろん酒代の損得もあるが、それよりも私の中の怖いもの見たさの性格が、今回のような無茶な事を、色んな場面で時々させる。

長年連れ添って、その辺のことは理解しているヨメは、「バカが、またかよ~ッ!!」と思いながらも、スーツケースへの荷詰めの時から付き合ってくれたのだ。

最悪30万円の罰金の金額の高さには、さすがにヒヤリとした!
うむ~!次回は少し本数を減らそう!?(バカはなおらない!!)

絶対まねをせぬほうが、よろしいですゾ!!命が縮むかも!?
ギャンブル好きな人は、罰金覚悟でど~~ぞ!!

ついでに、今回の旅で友人となったレストランの日本人オーナーは「罰金を支払ったことがある」と云っていたことを付け加えておきたい。


その時の〝戦利品〟8本。
ランカウイ  2011年1月 (その4) 最終話_f0155477_12121828.jpg

ランカウイ  2011年1月 (その4) 最終話_f0155477_1213029.jpg

高級な酒を飲んでも高級な人間になるとは限らないので、私にはこの程度の酒がお似合いでなのである。

夜中に、この戦利品を飲む度に、あの恐怖の一瞬を思い出す。

それがいつまでも旅の思い出となり、酒の肴となる。

のど元、過ぎれば・・・、であろうか。


by hiriver | 2011-02-06 21:34 | 旅行:ランカウイ島
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