福岡発:食べて、遊んで、旅をして (元:ペナンDeジャラン) 


早期リタイア、毎日が日曜日
by hiriver
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
全体
日本あれこれ
旅行:ハワイ
旅行:西カリブ海クルーズ
旅行:フランス・パリ 他
旅行:エジプト
旅行:スペイン
旅行:イギリス ロンドン
旅行:アメリカ
旅行:スイス
旅行:イタリア
旅行:ドイツ
旅行:トルコ
旅行オーストラリア/メルボルン
旅行:ゴールドコースト
旅行:オーストラリア/パース
旅行:ニュージーランド
旅行:インド 
旅行:グアム
旅行:バンコク
旅行:ベトナム:ホーチミン
旅行:カンボジア
旅行:中国
旅行:プーケット島
旅行:コタ・キナバル
旅行:ランカウイ島
旅行:レダン島
旅行:ジョグジャカルタ
旅行:サムイ島
旅行:バリ島
旅行:KLとマラッカ
旅行:ボルネオ島
旅行:シンガポール
旅行:ゲンティン・ハイランド
旅行:ジョホールバル
旅行:コタ・バル
旅行:クアンタン
旅行:ジャカルタ
旅行:スマトラ島(メダン)
旅行:台湾
ペナン:日常ものおもい
ペナン:日常ドタバタ
ペナン:日常ごはん
ペナン:コンドミニアム
ペナン:散策・運動
東日本大震災
北海道
東北6県を廻る
東京
名古屋
大阪
京都
沖縄
富士山・伊豆
軽井沢・上高地
立山黒部アルペンルート
足立美術館、出雲大社
三重:伊勢神宮
和歌山
四国 遍路の旅
有馬温泉、六甲山
岡山:倉敷
滋賀
阿蘇、内の牧温泉
阿蘇、火の山温泉
久住温泉
佐賀
長崎
山口
未分類
以前の記事
タグ
画像一覧

ヨメと彼女の母

ヨメの父と母は、約10年前の同時期に認知症になった。
ボケるにはまだ早すぎるだろう、と思う年齢で二人同時にボケた。

二人が認知症になったのではないのかと疑い出した時のこと、二人に介護ヘルパーを付けてからの日々のこと、介護施設に入れるまでのこと・・・
その悲しいほど強烈で痛ましい数年間の日々に、当然だがヨメは毎日毎日命を削り関わった。

これらの壮絶な日々を詳しく書くことはここではできぬが、なぜなら一冊の本の長さになるからだ。

ヨメの父は、5年前に逝った。
その時、母の認知度はもうまったくのゼロ状態だったので、父が亡くなったことも解からなかった。

介護施設は、我が家から車で10分くらいのところにある。
ヨメはその施設にしょっちゅう自転車を走らせ、何も解らないうえに自力でまったく動けなくなった要介護度5の母に逢いに行く。

行くと、約一時間かけ、動けぬ母の全身のマッサージをしている。
私はたまにしか同行せぬが、ヨメはマッサージの間ずっと、何も解らぬ母にいろんなことを語りかけている。

約10年前、ヨメの母と父を介護施設に入れた後、我々夫婦は海外で7年間ロングステイをし、いまでも旅ばかりの日々を過ごしている。
だからこそか、自宅にいるときには、ヨメは母の処へ通い優しく愛を注ぐのであろう。

長きにわたりヨメ親子のドラマを傍で見続けてきた私は、いろんなことを悟ったというか勉強させられた。

それは実に当たり前で身勝手な言い分だが、人間は元気で健康なうちに、おおいに遊び、おおいに食べなきゃもったいないということだ。

それがこのブログの表題となったゆえんであるが・・・

だからわたしは、美味しいものを作ったり、美味しいものを食べに行ったり、旅行三昧の日々を過ごしたりして、ヨメを喜ばせ自分を喜ばせている。

なぜなら人間は、老いやすい一瞬の光陰を生きているにすぎない。
人の大病や、老いや、生き死になどを、ま近で観ているとつくづくそう思う。


閑話。
例年この時期になると、息子から土用の丑の日には、大量のウナギの蒲焼が送られて来る。

それを自分でさっと焼直し、ウナギの蒲焼どんぶりにする。

ヨメと彼女の母_f0155477_1532220.jpg

添えたのは、夏野菜のサラダ、玉子焼き、吸い物、奈良漬とナスの浅漬け。

夏野菜のサラダは、オクラ、ミョウガ、シソの葉、トマトを少量の麺つゆで和えるだけ。

ヨメと彼女の母_f0155477_1541422.jpg

この夏野菜のサラダは麺つゆで和えるだけと書いたが、簡単なので試してみるとよい。
簡単なのに、案外美味しいので少し驚くと思うよ。

気のせいか、この時期に食べるウナギの蒲焼はとくに美味しく感じる。
先日、浜名湖畔のウナギ料理の有名店で食べたウナ重よりも、自作のほうが断然美味しかったことだけは確かだ。


by hiriver | 2016-08-23 20:50 | 日本あれこれ
<< 被災後の熊本城をこの目で ナスは安いがタマネギがバカ高 >>